【書評】【ダークツーリズム入門】負の遺産を巡る旅。それは歴史を再確認する旅。
みなさん。こんにちは。
私はMRという者です。
MRのブックログの一回目の記事になります。
このブログでは、私が読んだ本の感想などを書いていきます。
記念すべき第一号にご紹介する本は、「ダークツーリズム入門」です。
ダークツーリズム入門 日本と世界の「負の遺産」を巡礼する旅 [ 風来堂 ]
ダークツーリズムとは?
みなさんは旅行に出かける時はどこにいくでしょうか?
有名テーマパークや世界遺産に行く人は多いでしょう。
ダークツリーズムとはそんな明るい旅と違い、戦争・天災などで被害を受けた場所や偏見や差別に関する場所などのいわゆる負の遺産と呼ばれるものを訪れる旅の事を指す言葉で近年、注目され始めている分野です。
この本には、過去のそのような悲劇を現在に伝える建物や場所などが日本篇・欧州篇・アジア・アフリカ篇に分かれて書かれています。
ダークツーリズム入門の感想
私は、知らなかった場所も多く、過去に日本や世界の国々で様々な悲劇がおこっていた事を知る事ができ、歴史書の様な読み方もできる一冊になっています。
一つの負の遺産について4~8ページほど書かれており、少し短い気もしますがその分、数多くの負の遺産が掲載されています。
一つの場所に割かれているページが少ない事が、実際に行ってみてほしいという作り手のメッセージの様に私は感じました。
文章はその場所の歴史だけではなく実際に行って書かれている為に、一緒に掲載されている写真とともにその場所の雰囲気が伝わってきます。
日本の負の遺産については最も多く掲載されています。
まとめ
私は、この本の掲載されている場所をほとんど知らなかったので、勉強になったの言うのが正直な感想です。
戦争や天災や差別などは決して過去のものではなく、今も世界のあちこちに存在するものです。
また、過去に起きた悲劇で現在も苦しみ続けている方も多くいるはずです。
繰り返してはいけない過去は、現在進行であるという事です。
この本を読んで、負の遺産に足を運び、過去の悲劇に思いをはせ、現在の世界や未来の世界がどの様な姿であるべきか考える旅も時にはいいかもしれません。
いかがだったでしょうか?
もし良ければ読者になっていたたければ幸いです。