【書評】革命のファンファーレが鳴った。今までの価値観を崩壊する。
時代というのは、常に進んできました。
時には、「時代が止まってしまったのではないか?」
または、「後退しているのではないか?」
感じる事があるかもしれませんが、時代は確実に進んでいます。
時代は、新しい価値観を受け入れられない人間の事は、振り落としながら進みます。
新しい価値観を受け入れた人も、気を抜けば、さらに新しい時代がやってきて振り落とされてしまうかもしれません。
我々は今、時代の転換点います。
産業革命よりも、さらにインパクトの大きいIT革命、AI革命により我々の生活は大きく変わると思います。
その時には、新しい価値観が必要になります。
革命のファンファーレは確実に鳴り響き始めているのです。
という事で今回は、新しい価値観のヒントになるかもしれない。
「革命のファンファーレ」を紹介します。
ページ数
310ページ
読了までの時間
約3時間
(※あくまでも目安です。)
著者紹介
1980年兵庫県生まれ
芸人、絵本作家
クラウドファンディングで国内最高総額1憶円を集めて、絵本「えんとつ町のプペル」を制作し32万部の大ヒットを記録。
本書の他の著書に
本書の目次
- はじめに
- 他人と競った時点で負け。自分だけの競技を創れ。
- 君の才能を殺したくなければ、お金の正体を正確に捉えろ。
- お金を稼ぐな。信用を稼げ。「信用持ち」は現代の錬金術師だ。
- 意思決定の舵は「脳」ではなく、「環境」が握っている。
- 入口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにズラして、可能性を増やせ。
- 作品の販売を他人に委ねるな。それは作品の「育児放棄」だ。
- インターネットが破壊したものを正確に捉え、売り方を考えろ。
- 2017年1月。お金奴隷解放宣言
- 無料公開を批判する人間に未来はない。
....その他
本書の内容
お笑い芸人であり、絵本作家でもある著書が自身の体験を基に、これからのお金の事、新しい時代の広告、新しい時代の生き方、インターネットが壊し、新しく創っていくものとは何か?を語りつくした一冊。
本書の感想
私は、正直、本書を読むつもりはなかったのですが、なんとなく「はじめに」を読んでみて、「この本を読みたい!」と思ったので読む事にしました。
本書は、著者の経験に基づいて書かれている為に、説得力があります。
「えんとつ町のプペル」を無料公開し売り上げを上げた話では、いわゆるアンチの反対意見にも負けずに、無料公開に踏み切った著者の考えが書かれており、説得力があり、納得できました。
もしかしたら、今後はこのやり方が向く業界ではこのやり方がスタンダードになっていくかもしれません。
いつの時代も、パイオニアと呼ばれる人はアンチや逆風に負けずに自分の信念は貫いてきたのだと思います。
著者は、そんな中の一人ではないか思います。
本書を読んで最も感じた事は、著者は「えんとつ町のプペル」の制作にも広告にも一切手を抜いていないと感じました。
制作過程や広告全てに、「何故そうするのか?」という意思を込めた様に感じます。
誰もやらない事をして結果を出す圧倒的努力は「すごい」の一言です。
しるし書店のアイデアもかなり面白いと感じますが、それに加えて著書の行動力もすごいものがあります。
本書を読むまでは西野さんにあまり興味がなかった私ですが、本書を読んで、西野さんのファンになりました。
西野さんの様に 一つの肩書きにこだわらずに、いくつもの肩書きを持つ事が、新時代を生き抜く為に必要かもしれません。
自分のビジネスを持っている全ての人におすすめです。
こんな人におすすめ
- 仕事と好きな事の間で悩んでいる方
- 自分の商品、作品があるがその売り方に悩んでいる方
- 新しい時代の働き方を模索中の方
- クラウドファンディングで1億円集めた人の思考、仕事を知りたい方
- 自分のビジネスを持っている全ての方
- 西野亮廣さんファン
こんな方におすすめです。
この本であなたが新しい自分になれたら幸いです。