MRのブックログ

「新しい自分になる読書」をモットーに読んだ本の感想や本の情報を書いていきます。よく読む本は、お金関係の本やビジネス本、自己啓発本、ホリエ本。自分らしくある為の読書をしています。もし気に入った記事があれば読者になっていただければ幸いです。

【書評】これ、いったいどうやったら売れるんですか?を読んで

日常生活の中で、どうしてあれが流行っているのだろう?

と疑問に思った事はないでしょうか?

 

その疑問を解決する鍵はマーケティングにあるかもしれません。

これからの時代は営業マンはもちろんの事、売る方法に無関係そうに見える職種もマーケティングの知識が必須になるのではないでしょうか。

 

そこで、今回は「これ、いったいどうやったら売れるですか?」を読んだ感想を書いていきます。

 

本書は、「100円のコーラを1000円で売る方法シリーズ」の永井孝尚さんが書いた著書になっています。

 

新書なので電車の中などでも手軽に読めます。

 

 

 著書紹介

永井孝尚

1984年 慶応義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エムに入社

1991年 IBM大和研究所の製品プランナー、製品開発マネージャー

1998年 戦略マケティングマネジャー CRMソリューション、ソフトウェア事業部などの事業戦略と実施を担当

2013年 日本アイ・ビー・エム退社

同年 オフィス永井(現 ウォンツアンドバリュー)の代表就任

 

本書以外の著書に、

100円のコーラを1000円で売る方法

100円のコーラを1000円で売る方法2

100円のコーラを1000円で売る方法 3 

「戦略力」が身につく方法 (PHPビジネス新書)

売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証(PDCA)

など

 

ページ数

207ページ

読了までの時間

 約2時間30分

(※あくまで目安です)

本書の目次

第1章 腕時計をする人は少ないのになぜ腕時計のCMは増えているのか?

  「バリュープロポジション」と「ブルーオーシャン戦略」

 

第2章 人はベンツを買った後どうしてベンツの広告を見てしまうのか

  「顧客」と「ブランド」

 

第3章 雪の北海道でマンゴーを育てる

  「商品戦略」と「顧客開発」

 

第4章 あの行列のプリン屋が赤字の理由

  「価格戦略

 

第5章 なぜセブンの隣にセブンがあるのか?

  「チャンネル戦略」と「ランチェスター戦略」

 

第6章 女性の太った財布には、何が入っているのか

  「プロモーション戦略」と「マーケティングミックス(4P)」

 

第7章 きゃりーぱみゅぱみゅは、なぜブレイクしたのか?

  「イノベーター戦略」と「キャズム戦略」

 

第8章 古本屋がふつうの本屋より儲かる理由 

 「マイケル・ポーター5つのちから」と「競争戦略」

 

 

本書の内容

ベストセラーになった「100円のコーラを1000円で売る方法シリーズ」の著者が書いた身近な8つの事例からマーケティングを学べる一冊。

 

腕時計、マンゴー、きゃりーぱみゅぱみゅからマーケティングとは一体何か?を学ぶ。

ビジネスマンや起業を目指している方に必須のマーケティング知識をこの一冊から始めよう。

 

本書の感想

「100円のコーラを1000円で売る方法シリーズ」の知識を深化

よく、知識を得る為に入門書を読んだ後、その次にどんな本を読んだらいいかわからない事があります。

私は、著者の「100円のコーラを1000円売る方法シリーズ」を全て読んでいますが、本書はそのシリーズで書かれていた知識をさらに深化させて書いてあるので、100円のコーラシリーズを読んだ方は、読みやすく更に知識が深まったと実感できると思います。

 

もちろん、100円のコーラシリーズを読んでいない方でも、充分にマーケティングを学ぶ事ができます。

 

日常生活の中にあるマーケティング

100円のコーラシリーズも、ストーリー形式で書かれていて分かりやすかったのですが、今回はストーリー形式ではなく、日常の身近な事例からマーケティングを学ぶ事でできる為、日常の中でどの様な所でマーケティングが導入されているのかの意識が養える様になると思います。

 

ベンツの話は、知らない事ばかりだったので特に面白かったです。

 

まとめ

流行る物と流行らずに終わってしまうものの差は何か?

この2つの差は企業にとっては重要です。

そのカギはマーケティングにもあるでしょう。

私は、このマーケティングを知る以前は、「いい製品やサービスならお客の方から寄ってくるよ」と考えていましたが、間違っていたようです。

どんなに素晴らしい製品やサービスでもそれを使ってくれる人に、知ってもらわなければ意味がありません。

 

しかも、どんなお客さんに使ってもらいたいかを明確にして、そのお客さんにどの様に届くかまで考えなくてはならないマーケティングは非常に奥が深いと改めて感じました。

 

本書の表紙が、私が昔ファンだった広末涼子さんだったのでうれしかったです。

 

 

こんな人におすすめ

  • ビジネスマン、特に営業マン
  • 起業を目指している方
  • 自分の商品やサービスの売り方に悩んでいる方
  • マーケティング初学者

この本があなたの役に立てれば幸いです。