【書評】「1万円起業」を読んで
みなさんは、大好きな事はあるでしょうか?
映画や旅行など世の中には無数の趣味があり、それに情熱を傾けている方は多いと思います。
その情熱がビジネスになるしたらどうでしょう?
好きな事で生きて行くのは、人生の意味を大きく変えるのではないでしょうか?
そこで今回、紹介する書籍は
「1万円起業」です。
タイトル通りに少額のお金と情熱を傾けられる事をビジネスした人々の実際の例を元にそのノウハウとマーケティングの知識が紹介された一冊です。
ページ数
285ページ
読了までの時間
約3時間20分
(※あくまで目安です。)
著者紹介
クリス・ギレバー
作家、起業家、トラベラー
オンライン出版から西アフリカの社会起業に至るまで、さまざまな場所であらゆる形のビジネスを生み出し続ける
35歳なる前に世界中のほとんどすべて国を訪れ、本当に自分が満足できる生活を求める人へ起業や副業の実用的なアドバイスを届ける事に情熱を注ぐ。
本書の目次
第1部 気が付けば起業家
第2部 さぁ、街で売ろう
第3部 利益を増やす次の一手
本書の内容
元手を1万円~数万円で始められて、年間500万円以上を稼いだ人々を例に、片手間で始めて充分に稼げるようになる方法を紹介。
10万部を売り上げたベストセラー
本書の感想
マイクロ起業とマーケティング
本書は、1万円から数万円でビジネスを始めて充分な収入を得られる様になった人々を例にそのノウハウを紹介しています。
元手は、それほどいりませんが必要なのは情熱を持てる「何か」であり、それをビジネスに変えるやる気と行動力だと感じました。
やはり、そのビジネスを持続可能の物にするにはマーケティングの知識が必要な様で、本書はその為のマーケティングが具体例とともに紹介されています。
マーケティングと言えば、少し理屈っぽくなりそうですが、本書では小さなビジネスの具体例を挙げて解説されている為、非常に分かりやすくなっています。
ビジネスは情熱だけではいけない
本書を読んで思ったのは、自分の好きな事でビジネスをしていく為には、お金もあって越した事はないですが、最も必要なものは情熱だと感じました。
しかし、情熱のみでは決して利益を出して、持続可能なビジネスを行う事は不可能だと思います。
まず、自分が情熱を傾けられる何かがある人は、「それが誰かの役に立つか?」「それが誰かにとって価値があるものか?」という事から考えるべきだと思いました。
まとめ
すこし前まで、起業と言えば多額のお金と多くの人手が必要だというイメージがありましたが、現在では必ずしもそうではありません。
インターネットの登場と人々の価値観の多様化により、少額のお金で事業を起こす事が可能になり、今までビジネスにならなかった様な事が、利益を生む時代になってきました。
始める事に多額のお金がかからなければ、万が一失敗しても再スタートしやすいと思います。
今自分の情熱を傾けられるものがあってビジネスに興味がある人は、本書を読んでそれが誰かの価値になるかどうか考えてみてもいいかもしれません。
こんな人におすすめ
- 起業をお考えの方
- 情熱を傾けられる事がありそれをビジネスにした方
- 起業を考えているがいきなり大きく行動する事にためらっている方
この本であなたが新しい自分になれたら幸いです。