MRのブックログ

「新しい自分になる読書」をモットーに読んだ本の感想や本の情報を書いていきます。よく読む本は、お金関係の本やビジネス本、自己啓発本、ホリエ本。自分らしくある為の読書をしています。もし気に入った記事があれば読者になっていただければ幸いです。

【書評】【100円のコーラを1000円で売る方法2】成功し続ける為に捨てるべきものは?

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タイトルの答えは「過去の成功体験」です。

人は、過去の成功体験に酔いしれていまうものです。

 

しかし、時代が進むスピードは年々、速さを増しています。

いつまでも1つの成功体験を捨てられずにいる様ではそのスピードについて行く事は出来ないでしょう。

 

ビジネスで成功したその瞬間から常に、次を考え続けなければならないのです。

つまり、成功を続ける為には、継続可能なビジネス戦略が求められるのです。

 

という事で今回は、そのビジネス戦略を分かりやすく解説した本

20万部を超えるベストセラーになった100円のコーラを1000円で売る方法2」を紹介します。

 

前回の記事で本書の前作を紹介しました。

その続編になります。

 

100円のコーラを1000円で売る方法2

100円のコーラを1000円で売る方法2

 

著書紹介

永井孝尚

1984年 慶応義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エムに入社

1991年 IBM大和研究所の製品プランナー、製品開発マネージャー

1998年 戦略マケティングマネジャー CRMソリューション、ソフトウェア事業部などの事業戦略と実施を担当

2013年 日本アイ・ビー・エム退社

同年 オフィス永井(現 ウォンツアンドバリュー)の代表就任

 

本書以外の著書に、

100円のコーラを1000円で売る方法

100円のコーラを1000円で売る方法3 (中経出版)

「戦略力」が身につく方法 (PHPビジネス新書)

これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング (SB新書)

売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証(PDCA)

など

 

ページ数

222ページ

読了までの時間

 約2時間45分

(※あくまで目安です)

本書の目次

  • 業績悪化の真犯人は誰だ?
  • なぜマクドナルドはリーダーであり続けるのか?
  • 実験は「結論」からはじめろ
  • "あらゆる事態"にそなえるな
  • 「平等から公平へ」シフトしたパナソニック
  • マツダがガソリン車でハイブリッド車に対抗できた理由
  • ローコストキャリアが大手航空会社に勝つ方法
  • 「1+1+1=3」を超えるチームづくり
  • 撤退する勇気
  • 社員14人で業界シェア80%を握るコミー戦略

本書の内容

前作と同様10個ストーリーで綴られるビジネス戦略の入門書。

 

 前作で苦労の末に新たな製品を作りだし、大ヒットさせる事に成功した宮前久美だったが、ライバル企業バリューマックス社の攻勢により売り上げが鈍化してしまう。

 

それをどうにかしようと、駒沢商会は全タスクチームを編成、そのリーダーに指名される久美だったが、そのチームの意見をまとめるのに悪戦苦闘する。

 

そんな中、再び上司である与田誠の助言を元に売り上げ回復に挑む久美は「強者の戦略と弱者の戦略の違い」「過去の成功体験からの脱却の重要性」などビジネス戦略について学んでいく。

 

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本書の感想

ビジネス戦略を前作同様に、専門用語をあまり使わずに説明しているのでわかりやすいです。

 

10個のストーリーが書かれていますが、1つの物語が15分程で読み切れるので、ちょっとした間の時間で読めます。

 

ビジネスにおいての強者の戦略と弱者の戦略の違いなど、自分がいるポジションによって戦略を考えなければならない事など、私が今まで知らない事もわかりやすく書かれており勉強になりました。

 

ここ、最近はPDCAという言葉をよく聞きますがその正しい使い方も書かれており、大変参考になりました。

 

間違ったPDCAでは仕事の効率を下げるだけで、同じものでも全く違うものになってしまうので、正しく理解する事はとても重要ではないでしょうか。

 

本書を読めば、企業のニュースをより深く理解できる様になると思います。

 

本書を通じてビジネス戦略について触れてビジネス戦略はビジネスだけではなく人生にも適用できるのではないかと感じました。

 

そして、前作も読んで物語自体も気になっていたので、最後の与田の選択にびっくりしました。

 

こんな人におすすめ

  • 起業を目指している方
  • 起業したがビジネス戦略を見直したい方
  • 企業のニュースなどをより専門的な観点から見たい方
  • 投資先のビジネス戦略について考えたい方
  • ビジネス戦略に興味がある方

 

こんな方にオススメです。

この本があなたの役に立てれば幸いです。