MRのブックログ

「新しい自分になる読書」をモットーに読んだ本の感想や本の情報を書いていきます。よく読む本は、お金関係の本やビジネス本、自己啓発本、ホリエ本。自分らしくある為の読書をしています。もし気に入った記事があれば読者になっていただければ幸いです。

【書評】【ニューエリート】新しい時代の働き方の教科書

2011年に米デューク大学の研究者・キャシー・デビットソンがこの様に語っています。

 

「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもの65%は、大学卒業時には今、存在していない職業に就くだろう。」

 

これは珍しい事ではありません

考えてください

30年前、アプリを開発する企業が出現する事を予想していた人は何人位いたでしょうか?

その企業が、一部上場を果たし、テレビや冷蔵庫を作る会社よりも将来が有望視される事を何人が予想できたでしょうか?

 

時代とともに働き方も変わります。

今回は、その働き方の指南書的存在の「ニューエリート」という本の感想を書いていきます。

ニューエリート

ニューエリート

  • 作者:ピョートル・フェリークス・グジバチ
  • 出版社:大和書房
  • 発売日: 2018年02月21日

ページ数

295ページ

読了までの時間

約3時間20分

(*あくまで目安です)

著者紹介

ピョートル・フェリクス・グジバチ

ポーランド生まれ、ドイツ、オランダ、アメリカで暮らし2000年に来日。

様々な企業で働き、2011年よりGoogleで働く。

現在は、独立し2社を経営。

来日17年

 

本書以外の著書に、

グーグル、モルガン・スタンレーで学んだ 日本人の知らない会議の鉄則

世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法

0秒リーダーシップ

Google流 疲れない働き方

など

本書の目次

第1章 2020年代の「成功者」とは?

第2章 つねに学び、自分をアップデートする

第3章 決断は直感で。早く動いて結果を出す

第4章 会議・チーム作りはアウトプットから逆算する

第5章 スプリントのリズムで体調を管理する

第6章 人材をめいっぱい活かす企業のやり方

本書の内容

我々は、今、産業革命以来の変革期にある。

仕事はAIにとって変わられ「好きな事しか出来ない時代が来る」

その時の学びとは?

チーム作りとは?

ゼロから1をつくり出す為の生き方とは?

など

 

世界で働いた著者だから書けたこれからを生きゆく為の方法が満載の一冊

 

 

本書の感想

本書は「ニューエリート」とタイトルにありますが、これからの新しい働き方について書かれています。

なので、今働いている人が読めば何か学べる事があると思います。

基本的に、Googleでの経験を基に書かれいます。

 

 

著者がドイツ、オランダ、アメリカ、日本と様々な国で働いていた為、日本の慣習のどのあたりが特殊なのかが書かれている為、それらを客観視する事ができます。

 

特に印象深かったのは、決断に関する部分です。

日本は、失敗をおそれるばかりに決断が遅い企業が多いと思います。

その決断の遅さは、これからのグローバル経済のスピードの中では、大きな弊害になりかねません。

決断を直感に委ねるそのやり方は、企業だけではなく、仕事やプライベートの境なく個人にも必要だと思います。

とりあえず始めて、修正しながら進めていくやり方は、これからの日本に求められるスキルの一つかもしれません。

 

本書をきっかけに、「自分は本当は何をしたいのか?」と自分と向き合ってみてはいかががでしょうか?

 

こんな人におすすめ

  • 好きな事を仕事にしたい方
  • 今の働き方に疑問を持っている方
  • 海外で働きたい方

この本であなたが新しい自分になれたら幸いです。