MRのブックログ

「新しい自分になる読書」をモットーに読んだ本の感想や本の情報を書いていきます。よく読む本は、お金関係の本やビジネス本、自己啓発本、ホリエ本。自分らしくある為の読書をしています。もし気に入った記事があれば読者になっていただければ幸いです。

【書評】必ず食える1%の人になる方法を読んで

AIの活用や消費者の好みの多様化、グローバル経済の加速により経済や働き方は一層、不透明感が増しています。

 

終身雇用制度も崩壊しつつある中、昔の様に会社に食わせてもらう時代はやがて終わります。

「そんな新時代を生き抜いていく方法は何か?」

それは、自分をレアな人材にする事です。

そうなれれば、不透明な新時代を生き抜く事ができるのではないでしょうか。

 

そのヒントになる著書「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」を読んだ感想を書いていきます。

 

ページ数

231ページ

読了までの時間

約2時間50分

(*あくまで目安です。)

著者紹介

藤原和博

1955年 東京都生まれ

1978年 東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルートに入社

1993年 ヨーロッパ駐在

1996年 同社フェローになる

2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区和田中学校校長を務める

2008年~2011年 橋本大阪府知事特別顧問を務める

本書以外の著書に、

人生の教科書 よのなかのルール (ちくま文庫) 

 

藤原流200字意見文トレーニング―未来を生き抜くための「柔らかアタマ」をつくろう!! 

10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」 

 他多数

本書の目次

序章 すべての人に共通する3つの条件

  まず3条件をクリアして「8分の1」の人になれ!

第1章 経済的価値✖権力志向>>>社長タイプ

    「力」を求める人の4つの条件

第2章 経済的価値✖プロ志向>>>自営業タイプ

    「技」を求める人の4つの条件

第3章 経済以外の価値✖権力志向>>公務員タイプ

    「つながり」を求める人の4つの条件

第4章 経済以外の価値✖プロ志向>>研究者タイプ

    「好き」を求める人の4つの条件

本書の内容

世界をまたにかけるグローバルエリート以外の人々が現代を生き抜く為の極意。

それは「100人に1人の人材」になる事だ。

心配することない「100人に1人の人材」になる事は難しくない。

その為の7つの条件を、4つのタイプに分けて紹介する。

 

本書の感想

著者の経歴がすごい

まず、著者の経歴がすごいです。

まだ中小企業だったが現在は大企業のリクルートに入社して、一般的には、そこの会社員生活でキャリアを終えてもいいと思うのですが、中学校の校長先生や政治の世界など様々な業界の越境者になった著者はまさに100人に1人を超えて、100万人の1人くらいの人材ではないでしょうか。

 

おそらく、様々な業界の知識を持った著者の様な人材はどんな時代でも必要とされると思います。

私は、とうの昔に中学校を卒業していますが、中学時代は朝礼の校長先生のやたら長い話しが嫌いでしたが、こんな校長先生の話ならもっと興味を持って聞けたに違いありません。

 

 

4つのタイプに分けて紹介されている1%になる方法

100人に1人のレアな存在になるという事は1%の人材になるという事です。

本書は、1%の人材になる方法を4つのタイプに分けて紹介している為に読者が一番自分に近いタイプを選んで実践できる様になっているのが一番の特長です。

 

ほとんどのビジネス書は自分の合った本を選んで、読む必要があるのですが、本書は多くの方に為になると思います。

 

それぞれのタイプに1%になる7つの条件は、そのほとんどが自分の努力でどうにかできるものなのでかなり実践しやすいと思います。

 

いくつもの分野を経験し貴重な人材になれ

終身雇用制度の崩壊が始まっている現代、昔の様に1つの企業で働いてキャリアを終える事は難しくなると本書の中では書かれています。

そんな中を生き抜いていく術は、自分自身をレアな人材にする事です。

その人にしかできない事、その人にしかない知識を得る事でレアな人材になる事が出来ます。

その為には、できるだけ多くの分野に興味を持ち、1万時間を投入する事でプロになりそのプロになった分野を複数掛け合わせる事で、そのレアさが増す、重要性を本書の中では指摘しています。

 

重要なのは、自分がプロだと言える分野を複数持つことです

 

これからの時代は、1つの事に執着しすぎる事なく柔軟な発想や行動が今よりも大切になり、自分らしさで勝負する時代になるかもしれないと思いました。

 

まとめ

複数の分野に自分の時間を1万時間投入する事は簡単ではありません。

日常生活を見直して、やらない事を決めて1万時間をつくりだす事になります。

つまり、時間のマネジメントが大切だと改めて感じました。

 

かつてはお金を稼ぐには、企業に雇われて会社員として生きて行くの一般的でしたが、インターネットの発達で、現代は一昔と違いお金を稼ぐ方法は、様々になっています。

 

本書ではサラリーマンタイプももちろんですが、4つのタイプで1%になる方法が7つの条件として分かりやすく書かれている為、実践しやすいと思います。

 

今の自分のこの先の働き方に迷っている方は、本書を読んで自分に近いタイプの1%になる為の7つ条件を達成する事から始めてもいいかもしれません。

 

 

こんな人におすすめ

  • この先のキャリアの築き方に悩んでいる方
  • これから新卒で就職する人
  • 転職を考えている方
  • 今のキャリアとは別のキャリアを築こうと思っている方
  • 今の働きに迷っている方

この本であなたが新しい自分になれたら幸いです。