MRのブックログ

「新しい自分になる読書」をモットーに読んだ本の感想や本の情報を書いていきます。よく読む本は、お金関係の本やビジネス本、自己啓発本、ホリエ本。自分らしくある為の読書をしています。もし気に入った記事があれば読者になっていただければ幸いです。

【書評】【ニューエリート】新しい時代の働き方の教科書

2011年に米デューク大学の研究者・キャシー・デビットソンがこの様に語っています。

 

「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもの65%は、大学卒業時には今、存在していない職業に就くだろう。」

 

これは珍しい事ではありません

考えてください

30年前、アプリを開発する企業が出現する事を予想していた人は何人位いたでしょうか?

その企業が、一部上場を果たし、テレビや冷蔵庫を作る会社よりも将来が有望視される事を何人が予想できたでしょうか?

 

時代とともに働き方も変わります。

今回は、その働き方の指南書的存在の「ニューエリート」という本の感想を書いていきます。

ニューエリート

ニューエリート

  • 作者:ピョートル・フェリークス・グジバチ
  • 出版社:大和書房
  • 発売日: 2018年02月21日

ページ数

295ページ

読了までの時間

約3時間20分

(*あくまで目安です)

著者紹介

ピョートル・フェリクス・グジバチ

ポーランド生まれ、ドイツ、オランダ、アメリカで暮らし2000年に来日。

様々な企業で働き、2011年よりGoogleで働く。

現在は、独立し2社を経営。

来日17年

 

本書以外の著書に、

グーグル、モルガン・スタンレーで学んだ 日本人の知らない会議の鉄則

世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法

0秒リーダーシップ

Google流 疲れない働き方

など

本書の目次

第1章 2020年代の「成功者」とは?

第2章 つねに学び、自分をアップデートする

第3章 決断は直感で。早く動いて結果を出す

第4章 会議・チーム作りはアウトプットから逆算する

第5章 スプリントのリズムで体調を管理する

第6章 人材をめいっぱい活かす企業のやり方

本書の内容

我々は、今、産業革命以来の変革期にある。

仕事はAIにとって変わられ「好きな事しか出来ない時代が来る」

その時の学びとは?

チーム作りとは?

ゼロから1をつくり出す為の生き方とは?

など

 

世界で働いた著者だから書けたこれからを生きゆく為の方法が満載の一冊

 

 

本書の感想

本書は「ニューエリート」とタイトルにありますが、これからの新しい働き方について書かれています。

なので、今働いている人が読めば何か学べる事があると思います。

基本的に、Googleでの経験を基に書かれいます。

 

 

著者がドイツ、オランダ、アメリカ、日本と様々な国で働いていた為、日本の慣習のどのあたりが特殊なのかが書かれている為、それらを客観視する事ができます。

 

特に印象深かったのは、決断に関する部分です。

日本は、失敗をおそれるばかりに決断が遅い企業が多いと思います。

その決断の遅さは、これからのグローバル経済のスピードの中では、大きな弊害になりかねません。

決断を直感に委ねるそのやり方は、企業だけではなく、仕事やプライベートの境なく個人にも必要だと思います。

とりあえず始めて、修正しながら進めていくやり方は、これからの日本に求められるスキルの一つかもしれません。

 

本書をきっかけに、「自分は本当は何をしたいのか?」と自分と向き合ってみてはいかががでしょうか?

 

こんな人におすすめ

  • 好きな事を仕事にしたい方
  • 今の働き方に疑問を持っている方
  • 海外で働きたい方

この本であなたが新しい自分になれたら幸いです。

【書評】圧倒的努力で「人生の勝算」を上げろ

今回、紹介するのは「人生の勝算」です。

 

読む事になったきっかけは、西野亮廣さんが書いた「革命のファンファーレ」の中で「面白いから読んでみて」と書いてあったので素直に読んでみました。

 

内容は著書であるSHOWROOMの代表取締役社長の前田裕二さんのこれまでの半生を書いたものです。

 

経歴だけ見れば、エリートですがその努力はすごいものがあります。

人生の勝算

人生の勝算

  • 作者:前田裕二
  • 出版社:幻冬舎
  • 発売日: 2017年06月30日

 

ページ数

248ページ

読了までの時間

約2時間15分

(※あくまで目安です。)

著者紹介

前田裕二

SHOWROOM株式会社代表取締役社長

1987年 東京都で誕生

2010年  早稲田大学卒業後

同年             外資投資銀行入社

2011年  ニューヨークで業務に従事する

2013年 株式会社 ディー・エヌ・エー入社

同年    仮想ライブ空間 SHOWROOM立ち上げ

2015年        SHOWROOMをスピンオフ、 SHOWROOM株式会社設立、同月末に合弁会社

     

本書の目次

  • 人は絆にお金を払う
  • SHOWROOMが作る新しいエンターテインメントのかたち
  • 外資投資銀行でも、求められたのは「思いやり」
  • ニューヨーク奮闘記
  • SHOWROOM起業
  • SHOWROOMの未来

本書の内容

生きて行く為にストリートライブをする事を決め、試行錯誤を繰り返した小学生時代

圧倒的に働いた外資投資銀行時代。

ストリートライブの経験を基に起業した「SHOWROOM」を世界一にする為に働きづつける現在。

 

今大注目のIT起業家が自身のサービス「SHOWROOM」の根源と未来、全てを語った一冊

本書の感想

「努力が報われる世界」

現代において、こんな言葉を純粋に言える人がいるでしょうか?

8歳で母親を亡くして、お兄さんと二人で生きて行かなければならない状況になり、自分の運命を恨んだ事もあったに違いありませんが、それでも圧倒的努力して自分の考えたサービスを世界一にする為に努力するその姿は尊敬しかありません。

 

 

 

本書を通じて、感じたのは著者が人生に決して手抜きしていないという所です。

ストリートライブでお金を稼ごうとした小学生時代でも外資投資銀行で働いている時も決して中途半端ではなく、突き抜けようとする所は見習うべきだと思います。

 

もう一つ感じたのは、著者は人との出会いに恵まれているという事です。

それもやはり、偶然ではなく努力によるものだと思います。

 

人は、挫折すると自分の置かれた環境や他人のせいにしてしまう所があります。

しかし、そうではなくそんな環境でさえバネに変えて、より高みに上ろうとする原動力に変える事ができれば、人生の勝算は大きく上がるのではないでしょうか。

 

 

それにしても、自転車のサドルを盗まれたエピソードは面白かったです。

こんな人におすすめ

  • 起業を目指している方
  • 自分のビジネスが停滞している方
  • 今人生の困難に直面している方

この本であなたが新しい自分になれたら幸いです。

 

【書評】【100円のコーラを1000円で売る方法3】現状維持は破滅の始まり必要なのはイノベーションだ

 グローバル時代と呼ばれる昨今において、企業は外部の脅威は時代が進むごとに強くなっていると言えます。

 

グローバル時代で、現状維持は破滅につながる事になりかねません。

それを避ける為に必要なのはイノベーションです。

イノベーションという言葉を聞くと何か漠然と難しい事の様に感じますがその意味するところを知る事はグローバル時代には必要性を増していくのではないでしょうか?

 

今回はそのイノベーションをストーリー形式で分かりやすく書いた

100円のコーラを1000円で売る方法3」を読んだ感想を書いていきます。

 

  • 作者:
  • 出版社:
  • 発売日:

著書紹介

永井孝尚

1984年 慶応義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エムに入社

1991年 IBM大和研究所の製品プランナー、製品開発マネージャー

1998年 戦略マケティングマネジャー CRMソリューション、ソフトウェア事業部などの事業戦略と実施を担当

2013年 日本アイ・ビー・エム退社

同年 オフィス永井(現 ウォンツアンドバリュー)の代表就任

 

本書以外の著書に、

100円のコーラを1000円で売る方法

100円のコーラを1000円で売る方法2

「戦略力」が身につく方法 (PHPビジネス新書)

これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング (SB新書)

売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証(PDCA)

など

 

ページ数

238ページ

読了までの時間

 約2時間30分

(※あくまで目安です)

本書の目次

  • 破壊的なライバルは外からやって来る
  • iPhoneKindleはなぜ世界中で使えるのか?
  • 企業メッセージの99.996%はスルーされる
  • 無料でも儲かる仕組みとは?
  • トランジスタラジオが真空管ラジオを駆逐した理由
  • 買収するほうが立場が強いとはかぎらない?
  • なぜグーグルはYouTubeを買収したのか?
  • アップルがipadでパソコンを否定した理由
  • 有料で1万人に売るか、無料で100万人に使ってもらうか?
  • 動きながら考える

 

本書の内容

駒沢商会を辞めて、ガンジーネットジャパンに転職した与田誠は自社のサービスを無料で公開する。

「無料でもサービスが弱いから意味がない」と一蹴する駒沢商会の宮前久美だったが、やがてガンジーネットジャパンのサービスが駒沢商会にとって脅威になると考え始める。

 

バリューマック社の内山明日香も同じようにガンジーネットジャパンが脅威になると考え始め打開策を模索し始める。

 

二人の心配を他所にガンジーネットジャパンが存在感を増し始める中、久美は駒沢商会の社長駒沢一郎に呼び出され、衝撃的な提案を受ける。

 

フリーミアムとは何か?イノベーションとは何か?を10個のストーリーで分かりやすく解説する一冊。

 

シリーズ累計50万部を売り上げた「100円のコーラを1000円で売る方法」のシリーズ完結編。

 

 

本書の感想

日本ではイノベーションが起こりづらいと言われています。

その理由は、リスクを取りに行かない企業体質と日本という市場が独特だと言う事が挙げられる様です。

 

しかし、グローバル経済が進んで行く中においてその様なスタンスでは日本企業はやがて外部の脅威に負けてしまう事になります。

 

その様な事態を避ける為には、リスクを恐れずにイノベーションに挑戦する姿勢が必要なのではないでしょうか?

 

イノベーションと言うとあまり捉えどころのない言葉の様に感じ、一部の限られたカリスマにしかできない事だと思っていましたが、現状維持を嫌い、必要なリスクを取りに行く姿勢こそがイノベーションを起こす事につながるのではないかと思います。

 

日本と中国のリニアモーターカーの対比は両国の特長が良く出ていて印象に残りました。

 

グローバル時代が進む中、日本も自国の市場だけではなく、もっと外に目を向けてリスクと取り、失敗を恐れずに現状維持を打破する事が求められるのではないでしょうか?

 

「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズの完結編という事で寂しい気もしますが、このシリーズには本当に学べる事が多かったです。

 

そして、学んだ事を、もっと深めていこうと思います。

 

こんな人におすすめ

  • 起業を目指している方
  • ビジネスにおいて現状に満足していない方
  • イノベーションとは何か?」と疑問をお持ち方

 

こんな方にオススメです。

この本があなたの役に立てれば幸いです。

 

【書評】【自分の事だけ考える】他人の事ばかり気になってしまう方注目

 

職場などで他人の目を気にしすぎて、つい思ってもいないのに同調してしまったり、本当は乗り気じゃない約束をしてしまったなんて事ありますよね。

 

他人を気にしずぎて人間関係に疲れ気味の方におすすめなのが、

自分のことだけ考える」です。

この本を読んで自分らしく生きられる様になりましょう。

(146)自分のことだけ考える。

(146)自分のことだけ考える。

  • 作者:堀江 貴文
  • 出版社:ポプラ社
  • 発売日: 2018年03月28日

ページ数

202ページ

読了までの時間

約2時間

(※あくまでも目安です。)

著者紹介

堀江貴文

1972年福岡県生まれ、元ライブドア代表取締役社長。

現在は、ロケット開発、メルマガなどに携わる。

その他にも多くの肩書きを持つ

 

本書以外の著書に、

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく 

多動力 (NewsPicks Book) 

10年後の仕事図鑑 

など

本書の目次

  • 自分のことだけかんがえる
  • 炎上されるものになれ
  • 無駄なものにふりまわされない心
  • なぜあなたは緊張に負けてしまうのか?
  • 恥をかいた分だけ成功に近づく
  • 他者への優しさだけは忘れてはならない

本書の内容

「自分の事だけ考えろ」恥を捨て、思い込みを捨て、自分らしく自由に生きる為の49のメンタル術。

いくつものベストセラーを生み出した著者初のメンタル本。

本書の感想

時間は人生において、大切な資源です。

その資源をどの様に使うかによって人生が変わってくるといっても過言ではありません。

 

あなたが目標に到達する為には無駄な事に構っている暇はないのではないでしょうか。

その為に必要なメンタルを本書が教えてくれます。

 

本書の中に、「いじめられた悩む前に逃げろ」という内容があります。

その通りだと思う。

いじめられて残念な結果になってしまう前に逃げるべきだと思います。

 

会社や学校で集団生活をしていると自分と気の合った仲間ばかりではなく嫉妬や嘘に

悩まされる事があるそういった事に打ち勝つ為にはメンタルを鍛える事も重要だと思います。

 

しかし、著者も単に自分のことだけ考えろと言っている訳ではなく、「仲間」とは一体

どういうものか?という事も書いています。

ただ惰性で付き合っているのは本当に仲間と言う事ができるでしょうか?

 

本書では、他人とのストレスのない付き合い方、本当の仲間の意味を教えてくれます。

 

こんな人におすすめ

  • 他人の事ばかり気になる方
  • 人間関係に疲れている方
  • 真の人間関係を知りたい方
  • 他人の目から自由になりたい方

この本であなたが新しい自分になれたら幸いです。

 

【書評】革命のファンファーレが鳴った。今までの価値観を崩壊する。

時代というのは、常に進んできました。

時には、「時代が止まってしまったのではないか?」

または、「後退しているのではないか?」

感じる事があるかもしれませんが、時代は確実に進んでいます。

 

時代は、新しい価値観を受け入れられない人間の事は、振り落としながら進みます。

 

新しい価値観を受け入れた人も、気を抜けば、さらに新しい時代がやってきて振り落とされてしまうかもしれません。

 

我々は今、時代の転換点います。

産業革命よりも、さらにインパクトの大きいIT革命、AI革命により我々の生活は大きく変わると思います。

その時には、新しい価値観が必要になります。

革命のファンファーレは確実に鳴り響き始めているのです。

 

という事で今回は、新しい価値観のヒントになるかもしれない。

革命のファンファーレ」を紹介します。

 

革命のファンファーレ

革命のファンファーレ

ページ数

310ページ

読了までの時間

約3時間

(※あくまでも目安です。)

著者紹介

西野亮廣

1980年兵庫県生まれ

芸人、絵本作家

クラウドファンディングで国内最高総額1憶円を集めて、絵本「えんとつ町のプペル」を制作し32万部の大ヒットを記録。

 

本書の他の著書に

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

えんとつ町のプペル

本書の目次

  • はじめに
  • 他人と競った時点で負け。自分だけの競技を創れ。
  • 君の才能を殺したくなければ、お金の正体を正確に捉えろ。
  • お金を稼ぐな。信用を稼げ。「信用持ち」は現代の錬金術師だ。
  • 意思決定の舵は「脳」ではなく、「環境」が握っている。
  • 入口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにズラして、可能性を増やせ。
  • 作品の販売を他人に委ねるな。それは作品の「育児放棄」だ。
  • インターネットが破壊したものを正確に捉え、売り方を考えろ。
  • 2017年1月。お金奴隷解放宣言
  • 無料公開を批判する人間に未来はない。

....その他

 

本書の内容

お笑い芸人であり、絵本作家でもある著書が自身の体験を基に、これからのお金の事、新しい時代の広告、新しい時代の生き方、インターネットが壊し、新しく創っていくものとは何か?を語りつくした一冊。

 

本書の感想

私は、正直、本書を読むつもりはなかったのですが、なんとなく「はじめに」を読んでみて、「この本を読みたい!」と思ったので読む事にしました。

 

本書は、著者の経験に基づいて書かれている為に、説得力があります。

えんとつ町のプペル」を無料公開し売り上げを上げた話では、いわゆるアンチの反対意見にも負けずに、無料公開に踏み切った著者の考えが書かれており、説得力があり、納得できました。

 

もしかしたら、今後はこのやり方が向く業界ではこのやり方がスタンダードになっていくかもしれません。

 

いつの時代も、パイオニアと呼ばれる人はアンチや逆風に負けずに自分の信念は貫いてきたのだと思います。

著者は、そんな中の一人ではないか思います。

 

本書を読んで最も感じた事は、著者は「えんとつ町のプペル」の制作にも広告にも一切手を抜いていないと感じました。 

 

制作過程や広告全てに、「何故そうするのか?」という意思を込めた様に感じます。

誰もやらない事をして結果を出す圧倒的努力は「すごい」の一言です。

 

しるし書店のアイデアもかなり面白いと感じますが、それに加えて著書の行動力もすごいものがあります。

 

 

本書を読むまでは西野さんにあまり興味がなかった私ですが、本書を読んで、西野さんのファンになりました。

 

西野さんの様に 一つの肩書きにこだわらずに、いくつもの肩書きを持つ事が、新時代を生き抜く為に必要かもしれません。

 

自分のビジネスを持っている全ての人におすすめです。

 

 

こんな人におすすめ

  • 仕事と好きな事の間で悩んでいる方
  • 自分の商品、作品があるがその売り方に悩んでいる方
  • 新しい時代の働き方を模索中の方
  • クラウドファンディングで1億円集めた人の思考、仕事を知りたい方
  • 自分のビジネスを持っている全ての方
  • 西野亮廣さんファン

 

こんな方におすすめです。

この本であなたが新しい自分になれたら幸いです。

【書評】【100円のコーラを1000円で売る方法2】成功し続ける為に捨てるべきものは?

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タイトルの答えは「過去の成功体験」です。

人は、過去の成功体験に酔いしれていまうものです。

 

しかし、時代が進むスピードは年々、速さを増しています。

いつまでも1つの成功体験を捨てられずにいる様ではそのスピードについて行く事は出来ないでしょう。

 

ビジネスで成功したその瞬間から常に、次を考え続けなければならないのです。

つまり、成功を続ける為には、継続可能なビジネス戦略が求められるのです。

 

という事で今回は、そのビジネス戦略を分かりやすく解説した本

20万部を超えるベストセラーになった100円のコーラを1000円で売る方法2」を紹介します。

 

前回の記事で本書の前作を紹介しました。

その続編になります。

 

100円のコーラを1000円で売る方法2

100円のコーラを1000円で売る方法2

 

著書紹介

永井孝尚

1984年 慶応義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エムに入社

1991年 IBM大和研究所の製品プランナー、製品開発マネージャー

1998年 戦略マケティングマネジャー CRMソリューション、ソフトウェア事業部などの事業戦略と実施を担当

2013年 日本アイ・ビー・エム退社

同年 オフィス永井(現 ウォンツアンドバリュー)の代表就任

 

本書以外の著書に、

100円のコーラを1000円で売る方法

100円のコーラを1000円で売る方法3 (中経出版)

「戦略力」が身につく方法 (PHPビジネス新書)

これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング (SB新書)

売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証(PDCA)

など

 

ページ数

222ページ

読了までの時間

 約2時間45分

(※あくまで目安です)

本書の目次

  • 業績悪化の真犯人は誰だ?
  • なぜマクドナルドはリーダーであり続けるのか?
  • 実験は「結論」からはじめろ
  • "あらゆる事態"にそなえるな
  • 「平等から公平へ」シフトしたパナソニック
  • マツダがガソリン車でハイブリッド車に対抗できた理由
  • ローコストキャリアが大手航空会社に勝つ方法
  • 「1+1+1=3」を超えるチームづくり
  • 撤退する勇気
  • 社員14人で業界シェア80%を握るコミー戦略

本書の内容

前作と同様10個ストーリーで綴られるビジネス戦略の入門書。

 

 前作で苦労の末に新たな製品を作りだし、大ヒットさせる事に成功した宮前久美だったが、ライバル企業バリューマックス社の攻勢により売り上げが鈍化してしまう。

 

それをどうにかしようと、駒沢商会は全タスクチームを編成、そのリーダーに指名される久美だったが、そのチームの意見をまとめるのに悪戦苦闘する。

 

そんな中、再び上司である与田誠の助言を元に売り上げ回復に挑む久美は「強者の戦略と弱者の戦略の違い」「過去の成功体験からの脱却の重要性」などビジネス戦略について学んでいく。

 

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本書の感想

ビジネス戦略を前作同様に、専門用語をあまり使わずに説明しているのでわかりやすいです。

 

10個のストーリーが書かれていますが、1つの物語が15分程で読み切れるので、ちょっとした間の時間で読めます。

 

ビジネスにおいての強者の戦略と弱者の戦略の違いなど、自分がいるポジションによって戦略を考えなければならない事など、私が今まで知らない事もわかりやすく書かれており勉強になりました。

 

ここ、最近はPDCAという言葉をよく聞きますがその正しい使い方も書かれており、大変参考になりました。

 

間違ったPDCAでは仕事の効率を下げるだけで、同じものでも全く違うものになってしまうので、正しく理解する事はとても重要ではないでしょうか。

 

本書を読めば、企業のニュースをより深く理解できる様になると思います。

 

本書を通じてビジネス戦略について触れてビジネス戦略はビジネスだけではなく人生にも適用できるのではないかと感じました。

 

そして、前作も読んで物語自体も気になっていたので、最後の与田の選択にびっくりしました。

 

こんな人におすすめ

  • 起業を目指している方
  • 起業したがビジネス戦略を見直したい方
  • 企業のニュースなどをより専門的な観点から見たい方
  • 投資先のビジネス戦略について考えたい方
  • ビジネス戦略に興味がある方

 

こんな方にオススメです。

この本があなたの役に立てれば幸いです。

 

【書評】100円のコーラを1000円で売るのに必要なものは?

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タイトルの答え。それは、「付加価値」です。

ちょっと簡単すぎましたね。

 

しかし、この付加価値をなめてはいけません。

付加価値って本当に奥が深いです。

 

というわけで今回は、

シリーズ累計60万部の「100円のコーラを1000円で売る方法」という本を紹介します。

 

何年か前に話題になった本なので覚えている方もいるかもしれませんね。

100円のコーラを1000円で売る方法

 

著書紹介

永井孝尚

1984年 慶応義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エムに入社

1991年 IBM大和研究所の製品プランナー、製品開発マネージャー

1998年 戦略マケティングマネジャー CRMソリューション、ソフトウェア事業部などの事業戦略と実施を担当

2013年 日本アイ・ビー・エム退社

同年 オフィス永井(現 ウォンツアンドバリュー)の代表就任

 

本書以外の著書に、

100円のコーラを1000円で売る方法2、3

そうだ、星を売ろう

戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!

これ、いったいどうやったら売れんですか?

「戦略力」が身につく方法

など

 

ページ数

221ページ 

読了までの時間

約3時間

(※あくまで目安です)

本書の目次

  • アメリカの鉄道会社はなぜ衰退したのか?
  • 「お客さんの言いなりの商品」は売れない?
  • 顧客の要望に100%答えても0点
  • 値引きの作法
  • キシリトールガムがヒットした理由
  • スキンケア商品を売り込まないエステサロン
  • 商品を自社で売る必要はない
  • 100円のコーラを1000円で売る方法
  • なぜ省エネルックは失敗してクールビズは成功したのか
  • 新商品は必ず売れない

本書の内容

10個のストーリーで、綴られるマーケティングの入門書。

物語は、主人公である宮前久美が駒沢商会の商品企画部に異動してくる所から始まります。

 

元凄腕営業マンだった久美は、商品企画部の仕事にも自信満々だったが、同じ商品企画部の同僚の与田誠に完全否定されしまいます。

 

最初こそ与田に反感を抱いていた久美だが、やがて与田から本当の顧客目線とは何か?

企業が顧客に提供する価値はとは何か?について教えられ、深く考えていく事になります。

 

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本書の感想

ストーリー形式で、書かれている為に理解しやすい内容になっています。

マーケッティングの専門用語もたまに出てきますが1つ1つ丁寧にわかりやすく説明されている為、理解しながら読んでいく事ができます。

 

日本では、「お客様は神様です」的な考えから未だに、脱却する事が出来ていません。

お客さんのいいなりになり価格を下げたりする事は最も安直な事であり、それに終始するばかりに過当戦争になり、結局全ての企業が、疲弊して終わる。

それでは、イノベーションを起こすどころかいい企業、いい製品を作る事などできる訳がありません。

 

日本の失われた20年の背景には、そういった事があったのではないでしょうか?

 

本当の意味での価値とは何か?

本当の意味で企業とは何をするべきなのか?

そういった事を考えるいいきっかけになります。

 

本書は起業を目指している方や自分の商品があるが、どの様に売れば良いのかわからないという方に特におすすめですが、この本を読めば会社員の方も「自分の勤めている会社はお客さんのいいなりなっていないか?」「本当の意味での顧客目線に立っているか?」を考えるきっかけになると思います。

 

こんな人におすすめ

  • 起業を目指している方
  • 自分の商品を持っているが、売り方が分からない方
  • マーケティングの仕事に関わっているがいまいち理解できていない方
  • マーケティングに興味がある方
  • 自分が勤めている会社のマーケティングに興味がある方

 

こんな方におすすめのマーケティングの入門書です。

 

この本があなたの役に立てれば幸いです。